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糖尿病 尿タンパク(+)は全身の血管障害(+)のサイン ◆537
2020年4月25日
竹田幸一
仁三郎塾
,
内科でよくある質問
糖尿病で尿糖(+)は大した問題ではない
糖尿病では尿に糖がでることは誰でもご存知で す。この尿糖は糖尿病がかなり進行した証拠だと信じている人が結構います。患者によっては、血糖値よりも尿糖陽性の方を気にする様に見えることも あります。
そんな時、尿糖はそれほど重要ではなく、糖尿病管理で重要なのは「食後1~2時間の血糖値」であることを話します。そこに注目して糖尿病管理を進めるようアドバイスします。
尿糖(+)より、尿タンパク(+)に注目
一 方、尿にタンパクが出る(尿タンパク陽性)ことは、ほとんどの糖尿病患者が注目していません。
治療を始めてしばらくしてからですが、尿タンパク陽性は糖尿病にとって極めて重要な警告サインであることを話します。尿糖陽性以上に重要な情報であると考えます。
糖尿病の血管障害は静かに進行
糖尿病は血液中の糖の値が高いことが病気の本体ですが、それで全身の血管が障害を受けます。
特に血糖値の大きな上下の変動が血管障害を進行させるのではないかと推測されています。したがって、糖尿病の管理が悪いと最終的には全身の血管が損傷を受け全身で様々な問題が発症してきます。
たちが悪いことに相当に血管障害が進行するまで自覚症状は何もありません。血管障害による具体的な症状とは、眼底出血による視力障害、心臓の狭心症発作、脳梗塞・脳出血、皮膚の傷が治りにくい、手足の皮膚が変色する、腎不全の尿毒症症状などです。
その症状が出て来た時には、既に後戻りできないほど血管障害は高度になっています。
血管障害の警告は、症状のはるか前にある
無症状で血管障害が進行している段階であっても、血管障害の始まりの早期にその警告サインはしっかりと検査の中に現れているのです。
自覚症状がでてくるはるか以前に体は血管障害の異常が発生したサインを発信しているのです。これを見落としてはいけません。そのサインが尿タンパク陽性の異常です。
尿タンパクは腎臓の血管が糖尿病に冒されると高率に起きる異常所見です。正常の腎臓なら時々軽い尿タンパクがでることはありますが一時的で直ぐに消えてしまいます。しかし糖尿病では直ぐ消えず継続して出続けます。
腎臓の血管障害が高度になれば最終的には腎臓が働けなくなり、腎臓本来のゴミ処理機能が失われ体中がゴミ屋敷状態になります。これを尿毒症と言います。放置すれば短期間で生命を失います。
尿タンパク陽性がでたら、糖尿病で腎臓だけでなくいよいよ全身の血管にも問題が起こってきたサインと予想します。
覚悟を決めて血糖低下の食事療法や運動療法、薬物療法を更に強化して尿タンパクが消えるよう一層の努力をしなければなりません。
初期の尿タンパク(+)はまだ軽いサイン
血糖値、ヘモグロビンA1C、尿糖陽性に気を取られるだけでなく、尿タンパク陽性(尿中アルブミン陽性)にも重大な関心を持って下さい。
簡単な検査ですから、出来れば頻繁に尿タンパク(尿中アルブミン)を定量してどれくらい出ているか、治療でそれが多くなりつつあるのか減少しているのかに注目し、治療効果の目安にして下さい。
まとめ:尿タンパク(+)は本気になるべき警告サイン
糖尿病の総合的な治療の強化で、尿タンパク(尿中アルブミン)量が減少してくるよう努力すれば、まだまだ糖尿病を抑え込むのに手遅れではありません。
糖尿病の自覚症状が出てしまってからでは血管障害は相当に進行したと予想します。糖尿病も早期の治療開始が非常に大切です。
★お知らせ
全身の血管障害の問題点は、以下のコラムも読んで下さい。
→◆092 心臓と「ミクロの宅配便」、健全か否かそれが問題
続く・・・
病気を上手に克服して、残り人生をより健康にするには・・・
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